イクメンリーマンの独り言

イクメンサラリーマンのしがない日常です。

男の育休は悪なのか。世間の理解がないのか。

こんばんは。

 

男の育休について、考えてみよう。

今年の7月に日経に掲載されていたこちらの記事。

厚生労働省は26日、雇用均等基本調査で2015年度の男性の育児休業取得率は2.65%だったと発表した。比較可能な1996年度の調査以来過去最高だった。

何という事でしょう。2.65%で過去最高だという事です。

たったの2.65%ですよ!奥さん!!(誰?)

 

男の育休は悪なのか

パパンダさんの記事を読んでいて、何だか虫のいどころが悪くなってきたのは自分だけではないと思います。ある程度脚色はあるにせよ、事実として退職に追い込まれているのですから、現場では相当揉めたと予想できます。確かに「男の育休」ってまだまだ一般的ではないのは事実です。しかも、パパンダさんのようにフルで取得となると、更に率は下がりそうですね。2.65%という数字は、育休として休んだ割合であり、1年もしくは1年半を取得した層だけではなく、1週間など短期も含まれるからです。

 

じゃあ女性ならいいのか

育児休業をとっている人はどれくらい?|公益財団法人 生命保険文化センター

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育休取得率だけ見ると、やはり女性の方が圧倒的に多いです。我が家もそうです。

しかし、実態は誰もが円満というわけではなく、マタニティハラスメンント(通称マタハラ)と戦っている方々も多々いると聞きます。

ですので、育児休暇より前、産前産後どころか妊婦期間中から白い目で見られるということなんでしょう。

 

上司から「仕事を休んでいるし、妊娠中は深夜勤務もできないから、正社員から嘱託職員に降格」と言われました。その後、入院が長引いて、医師の診断書のもと2カ月休職していたら、「明日から出勤できなければ、退職してもらう。子どもの命が大切でしょう」と言われ、退職になりました。

なかなか壮絶です。単なる一例ですけど、こんなの上司でも何でもないでしょ。こんな上司や会社だと、間違ってミスした際に絶対に責任転嫁してくるでしょうね。そもそも辞めた方がいいと思います。

 

じゃあ我が家はどうなのか

絶賛冷戦中の今日この頃です。あ、違う。

長女、次女共に、ヨメさんが1年と1年半の計2年半取得しました。自分は取っていません。会社としては、取れないことはないと思います。おそらく人事的に不利になることもないと思います。予想ですが。そういう意味では恵まれている会社かもしれません。しかし、取ったところで子供達からするとお母さんがいる方がいいと思うんですよね。

それじゃあイクメンじゃないじゃないかと言われるかもしれませんが、母性と父性っていうのは根本的に、生理的に違うものだと感じています。

その代わり、可能な限り早く帰ってきました。幸いなことに、社用PCは持ち帰ることができるので、家でも仕事はできます。その分早く帰宅して、読み聞かせやヨメさんのサポート役にまわりました。それでも、どれだけ頑張っても、お母さんの母性には勝てないんですよ。

 

じゃあ育休自体が悪なのか

いや、悪ではないです。「イクメン」という言葉が一人歩きして流行りを生んでしまったように、育児に男も女もないんですよね。昔の悪しき習慣から、どうしても男尊女卑的な発想が抜けきらないのでしょう。なので、男が育休を取ると白い目で見られてしまうのかもしれません。また、女性が取ってもそれはそれで僻まれるという矛盾も生んでしまします。産めない人や独り身への配慮が足りないとか、そういう低次元な話にさや寄せされていくのが今の世の中です。

自分からすると、そんなの知らんがな!って思っていますけどね。

 

最後に

パパンダさんの場合、しかるべき手続きを踏み、更に奥様の体調も悪い中でそのサポートも含めての育休取得だったようです。それでもこの様な仕打ちに合うとは、もう世の中がおかしいとしか言いようがありません。辞める事ができて、正解だったと思います。その様な企業は、実名を晒して干してあげるべきです。育休に限らず、普段から冷たい風潮なんでしょうね。

そして、子育てに冷たい社会、人に最後に一言言わせてください。

あなた達も昔赤ちゃんでした。子供でした。それを忘れないでください。

 

ではでは。