意味のない表示はやめよう
「Baby in car」や「Child in car」の表示をつけている車は多いですね。しかし、これらの表示は法令での定めはありません。ではなぜつけているのでしょうか。
一部都、大事故に遭遇した際に車内に子供がいる事を示す為とかありますが、そもそも迷信というか都市伝説のレベルです。
保険がついているといいますが、内容見る限り無意味極まりないおまけ程度です。
傷害保険
お知らせ :: SAFETY SIGN セーフティーサイン傷害保険のお知らせ - カー用品の総合メーカー【株式会社ナポレックス】
保険金が支払われる場合:
被保険者が日本国内で加入連絡カード記載の自動車に搭乗中(自動車の正規の搭乗装置またはその装置のある室内にいる間をいい、極めて異常かつ危険な方法で搭乗している間を除きます。)の事故により、亡くなられた場合または後遺障害が生じたときに、保険金をお支払いします。
死亡保険金:
事故発生日からその日を含めて180日以内にそのケガがもとで亡くなられた場合、ご契約金額(保険金額 20万円)をお支払いします。
後遺障害保険金:
事故発生日からその日を含めて180日以内にそのケガがもとで後遺障害が生じた場合は、その程度に応じて8万円から20万円の範囲内でお支払いします。
一見数千円の標識だけでこれがついているなら意味があるんじゃない?って思うかもしれませんが、任意保険に入っていますよね?そして、これ死亡と障害時のみです。子供が事故で不幸な事になった時に、こんなはした金もらってどうするんでしょうね。そもそも死亡事故につながる場面で、保険金受け取り人の両親も亡くなってしまっている場合もあるでしょうから、なおさら意味がないです。
なぜ赤字にしたのか
この標識つけている車がタチが悪い理由です。まぁ、まともに乗っている車ないですよね。特にミニバン勢はひどいの一言です。チャイルドシートやベビーシートなんて興味がなく、走行中も後部座席で暴れ放題なのがよく目に入ります。
そんなので、「なーにが子供乗っていますだ!」って思うわけですよ。
チャイルドシート着用率
100%とは言いませんが、何でわずか6割なんでしょうね。つけない意味がわかりません。そこ、一番こだわるべきところですよ。車で死にたくなければ、ブレーキとタイヤはケチってはダメです。それと並んで、シートベルトは重要なんです。
しかし、車についている3点式では子供の体格上装着ができない為、チャイルドシートが存在します。
子供が嫌がるから、チャイルドシート乗せたら狭くなるからとか、どうでもいい理由並び立てるなら、車に乗せるな乗るなです。
チャイルドシートの誤解
利用はしているが、一番大きな誤解というか間違いはこれです。法令で6歳未満となっているので、6歳になればチャイルドシートがいらないという誤解。
6歳と言っても、成長の度合いは子供たちによって大きく変わります。3点式のシートベルトの場合、一般的には140センチ前後以上でサポートされる仕組みになっています。
ということは、140センチ未満の身長の場合、正常にサポートされないということを意味しています。それを知らない方が何と多いことか。イクメン雑誌でも間違った表記されていたので、すぐに連絡して訂正させました。
いいですか?140センチが目安ですよ。覚えておいてください。
まとめ
「Child in car」をつけるなというわけではありません。つけてもいいですが、それならそれなりの運転を心がけましょうということです。チャイルドシートは最低限です。高速で無意味に追越車線をチンタラ走って道を塞ぐなど、明らかに運転経験値不足というか公道でのヒエラルキーを理解していないというか、自動車文化を持たない日本ならではの光景が繰り広げられています。
いいですか?公道、特に高速道路は、平等ではありません。暗黙のヒエラルキーが存在します。そのヒエラルキーが理解できないのであれば、本来車を運転してはダメなんです。間違っても高速道路は走ってはダメです。
そして、子供が乗っているからと言って優先されるなどという妄想は捨てましょう。
ではでは。