イクメンリーマンの独り言

イクメンサラリーマンのしがない日常です。

子供にスマホを渡して黙らす事を「スマ放置」というらしい。

 

こんばんは。

 

こんな言葉があるとは、知りませんでした。

その名も「スマ放置」

 

そりゃありますよ。自称イクメンの自分でも、しょっちゅうありますよ。

自分のスマホを渡すと、自分が手持ち無沙汰になるので渡しませんけど、iPadAir2を常備しているのでそれを貸しています。

全く会話がなくなることはダメなので、そこは気をつけているつもりです。ですが、子供たちが夢中になってしまうんですよね。話しかけても上の空みたいな。ダメだなぁとは思うのですが、たまにはゆっくりしたくなります。

 

スマ放置は悪なのか

いいんですよ。その分遊んであげればいいので、罪悪感を持つ事が大事です。

その罪悪感が、次はどことかへ連れて行ってあげようという気になるわけですから。あれもだめこれもだめと自らの手足に鎖をつけてしまうと、息苦しくなるだけです。

いいですか?イクメンイクメンって、格好いいところばかり取り上げられていますが、そんなのは幻想です。これから父親になる方々、イクメンになろうと意気込んでいるかもしれませんが、そんなの意味ないです。理想と現実、それを実感するでしょう。

 

そもそも放置ではない

この現代において、スマートデバイスに一切触れずに育てるなんて、おそらく無理でしょう。直接的にか間接的にかは別にして、何らかしらで接する機会はあります。また、それぐらい使えるようになっておかないと、これから小学校は今以上に高度情報化していくと想定されます。そう考えると、全く触れない事自体がリスクとなり、その時代に合った教育を放棄しているのと同等です。

放置というのは、ながらスマホの方です。授乳しながら、ベビーカーを押しながら、子供が話しかけているのをそっちのけでスマホ、などなど。子供のコンタクトに対して、親が無視する使い方が、放置に相当します。

 

この記事の問題点

罪悪感を感じている点までのヒアリングはいいと思います。しかし、その後の罪悪感の理由を読んでください。

罪悪感の理由は(1)大人のスマホを扱うことは、子どもらしい遊びでない=61.7%(2)子どもにとって大人のスマホを扱わせるにはまだ早い=46.4%(3)子どもにとって刺激の強いサイトにアクセスするリスクがある=21.0%など。

 ここでいきなりスマートデバイス自体の事、またはコンテンツ内容のことに切り替わりました。あれ?これはなんか流れが急だぞ?と思ったあなたはするどいです。イクメンの素質があります。(謎)

また、各社からスマホ玩具が販売されていることを踏まえ、罪悪感を感じている母親に同社の「スマホトイ」の感想を尋ねたところ、「通信費や課金の心配がない」が59.3%、「ネットにアクセスできないので安心」が54.4%と過半数に達し、スマホ玩具には、外部接続ができない製品に期待が寄せられていることがうかがえた。

 なるほど。こういうことでしたか。そもそものアンケート元がセガトイズなので仕方がないですが、ちょっとあざとすぎませんかね?スマ放置という言葉と、その罪悪感というところまでたどり着いているのに、課題提起がなされずに宣伝というのはもったいないですね。

 

スマホトイの課題

非常に難しく、相反することなので、自分自身も悩みます。何に悩むのかと言うと、最初から制限されたデバイスになれると、なぜ制限されているのかなどの理由づけが説明しにくくなるからです。また、そのデバイスの本来の機能を全て見せない事で、イメージの幅は非常に狭くなる恐れもあります。

しかし、親の心境としてはそれに伴うリスクは確かに感じるから、悩むんですよね。

 

親世代とどこが違うのか

我々親世代は、デジタル化の過渡期を生きてきました。ですので、ポケベルからPHSになり、PHSからアナログ携帯、デジタル携帯に移り変わり、imodeが登場してモバイルネットの幕が明けました。その後、iPhoneの登場によりスマートフォン全盛期が訪れ、iPadによりタブレットが一般的になり、今はタブレットPCというジャンルにまで広がっています。その全てを知っていて、どう進化したかも知っているのです。

ですので、この機能にはリスクがある、このようなサイトはクリックしたらダメなどが直感的にわかるんですよね。今の子供たちは、いきなりデジタル世代になるので、その辺りの感覚が欠如しています。

 

リスクをリスクとして教える

スマホトイもいいですが、それならばiPadを使わせた方がいいと考えます。機能制限をしたければ、アクセシビリティ設定である程度できます。また、Webのフィルタリングはプロバイダーや携帯キャリアの物で対応可能です。アプリのダウンロードは、認証である程度制御可能です。

子供たちには、制限されていると分からせる方がイメージが湧きます。いい意味で、この先に何があるのだろうと思わせるのも、好奇心の上ではいいのではと考えます。

リスクはリスクとして、経験させるのも大事ですね。

 

最後に

セガトイズは「玩具のスマホを上手に利用し、“スマ放置”から“スマ保育”に変わっていってほしい」(同社広報)としている。

 まぁ、売りたいからの宣伝文句なんでしょうけど、玩具はしょせん玩具です。本物ではないです。iPadなどの普通のタブレットを利用させてみましょう。

 

ではでは。