イクメンリーマンの独り言

イクメンサラリーマンのしがない日常です。

【父親の育児】家族のカタチ~父の脳梗塞を目の当たりにして~

こんばんは。

 

昨夜、父親脳卒中で病院へ運ばれました。

その数日前に変調があり、一度脳梗塞の診断をされており、その際は自宅療養でOKとの判断で戻ったところでした。ラクナ梗塞という症状でした。

 

脳梗塞の知らせを聞いた時、恥ずかしい話どうしたらいいのか色々頭をよぎり、若干パニックになったのですが、とりあえず長女を連れて顔を見に行きました。

軽かったからか、その時は薬と通院で大丈夫とお墨付きをもらったから、心配いらないと言っていたのですが・・・。

 

自宅でビールを飲んでそろそろ寝ようと思った頃に、見知らぬ番号から電話があり、それが病院からでした。

調子が悪いということで、自分で病院に来たと。

 

症状としては、右腕の麻痺と、言語障害です。

CTとMRIでは、前回見られなかった太い血管の梗塞が発見されたそうで、急遽カテーテル手術を実施。

発症後8時間以内に処置をすれば、改善は見られる手法とのこと。

ただリスクもあり、血栓が飛び散り他の血管をも詰まらせる可能性がある。

 

しかし放置していても何も進展しないため、緊急オペが実施された。

カテーテル手術自体は一般的で、2時間程度で終わった模様。

 

言っている事は理解できているが、どうやら失語症との診断をされました。

よくわからないのですが、ググると言語関係をつかさどる脳がやられて、読み書き話すが出来ない状態になるという・・・。コミュニケーションが取れない状態になってしまいます。

 

それを聞いて、再度絶望感に襲われ、昨夜は全く寝る事ができず。。。

遠方な為すぐに駆けつける事もできず、仮に駆けつけてもどうしようもなく・・・。

 

色々な事を思い出しました。

父親との思い出です。リハビリしても、以前と同様には話す事は難しいと思うと、言い合いしていた事ですら泣けてきます。あれだけうるさかった父親が、今ではしゃべる事すらままならないって、悲しさ以外に何も出てきませんでした。

 

ラクナ梗塞で入院した数日前、僕は何故か一人ではなく孫の顔を見せてあげたくて、あまり行きたがらなかった長女をなかば無理やり連れて行きました。一人のほうが行動は楽なのに、何故か今連れて行かないと駄目な気がしたのは確かです。さすがに次女までは無理でしたが。

 

遠方な為あまり会う機会がないのですが、こんな時ぐらい孫の顔を見せてやろうと。

そうすれば、ちょっとは元気になるかなと。

僕らが帰った後、父は長女(孫)の話ばかりしていたようです。よっぽど嬉しかったんでしょうね。

しかし、その日の記憶もはっきりしていない状態になってしまいました。。。

 

家族のカタチ。

こう書いたのは、家族だからわかる何か不思議な予兆でしょうか。

そう言う物って本当にあるんだと、実感したからです。

色々なカタチがあると思いますが、我が家には我が家の、今まで積み上げてきた太い太い絆があるんです。そう思いました。

それが、目に見えないカタチを形成しているんだと。

 

幸せな時って、それを意識する事は少ないんですよね。

こう言う時だからこそ、気付いたのだと思います。

気付いたのだから、大事にしていきたいです。